太陽光発電ソーラーパネルサーモグラフィ診断

今では屋根の上、田畑地帯の一角あるいは山間部など様々な環境で見かけるソーラーパネルを使用した発電施設です。
投資金額も
大きく設置後正常に稼動しているか気にかかるのは当然のことと思います。定期的に目視で検査されたり
検査機器を使用されていると
思いますがテスター検査は太陽光が照射しているのが前提で規模の大きな施設では途中雲の陰に
入ったり一日中気温の変化もあり
確実なデータを収集出来ません、最近の検査機器で気象条件依存度の低い機器もあるようですが
接続箱の各ストリングを計測、
(不良10%未満は判りにくい)疑わしいストリングがあれば、そのストリング内パネル1枚ずつ計測、
大変な作業です、専門業者さんに
依頼しても作業は同じです。日々全体の発電量を監視する方法もあります、
天候で日照時間や気温の変化で毎日同じとはなりません、
月々発電量のデータを記録しておくことは大切なことだと思います。

ソーラーパネルカタログでは25℃あたりで性能表記してあるそうで、ソーラーフロンティア製などのCISタイプは温度変化に
影響を
受けにくいそうですが結晶シリコンタイプパネルの場合パネル温度が10℃上昇すると45%発電量が低下(減収)するそうです、
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%といいますと500Kw規模の施設では総パネル約2,000(250w/1のパネルの場合)の約80枚分に相当し月/80,000円、
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メガW規模では約月/160,000円になり大きな損失です。雑草が伸びると通気が悪くパネル温度上昇になります、
施設周りの樹木など風通しを
良くする、地下水が容易に確保出来る施設では夏期に地面散水するなど施設全体の気温上昇を
抑えることは大変重要と考えます、
砂塵による発電量低下もあります、砂ほこりや火山灰の多い環境地域の施設では降雨で
流れない場合、定期的に除去
(水で流す)する必要があります。

  雑草 

ソーラーパネル発電施設は設置してしまえば動かず音も出ず静かです、パワーコンバーターが故障、配線の断線、落雷、
パネルの
破損(内部断線、バイパスダイオードの故障)、強風による物の飛来で破損などがあっても変わりなく静かにしています、
発電量が
減少しますが1ストリング10枚以上稼動していなくても 施設全体からすると故障によるものなのか天候によるものなのか
判定出来ない数値です。

パネル(モジュール)は月に一枚約1000円売電致します、だが稼動していなければパネル10枚で10,000円損していますが
何よりも10枚で設備費約100万円分が遊んでいることがもったいないです。

スカイアート宮崎では短時間で確実に不良箇所発見できないものかと専門書でヒントを得、サーモカメラを導入、
ドローンメーカーがまったく販売していないときからサーモカメラ搭載オリジナルドローンを製作
、上空から試写を積み重ねて
きました。当時発電施設は新設のものが多く正常に稼動しているものばかり、熱画像で異常判断出来ず
撮影方法がいけないのか
故障があってもサーモカメラでは判別出来ないのか自問自答しておりました。施設も設置から
34年経過し真夏の炎天下パネル
温度
6070℃になります、冬の氷点下、台風の強風など過酷な環境を耐え、最近では施設の大半に何らかの異常個所を
発見しています、熱画像で異常パネルを特定、現地でパネルの割れ、モジュール破損の発電電圧不足、或いは
配線異常を
確認しております。
 

  セル異常 
        

最近はほとんど聞かなくなったパソコンやテレビの液晶ドット抜け、ソーラーパネルにも新品時からセル不良があります、
メーカーの
差はあると思いますがソーラーパネル一枚の性能が20%とか30以上低下しないと保障交換の対象にならないと
聞いています、現在は
小さな異常個所(破損)も経年広がっていかないか新たにトラブルや破損箇所が発生しないか熱画像で
経過観察
と監視撮影は施設除草に
匹敵するほど重要と考えます、接触不良箇所が悪化し火災でも発生したら大迷惑と大損害です。
当社の検査システム空撮映像を幅広く太陽光発電事業オーナー様にご利用して頂きメンテナンス経費を
必要最小限に押さえ、
施設の性能を維持させ寿命を延ばすことは確実に投資回収率を上げることになります。


スカイアート宮崎では定期検査年間3、春先34月、雷シーズンの78月、台風シーズンあけの1112月に
サーモカメラ検査と施設概況写真撮影を実施しております、またそれ以外にシステム変更や増設後の正常確認検査など
常時検査に対応致します。

雑草が伸びてきたら刈り払い、近くの木が伸び影が出来るようでしたら枝切など目に見えることは対応されていると思いますが、
遠方(県外)の施設は頻繁に見に行くのも時間を使い交通費もかかり、業者さんに依頼してもお金が必要でしょう、
当社のサーモ映像と目に見える映像で草や木の伸び具合、パネル上の落葉積もり或いは施設や施設周りの土手
(地すべりなど)、パネル盗難などの現況把握とソーラーパネル検査が同時に出来ることは画期的です。

その他要望があればサーモカメラ検査で異常と思われる箇所の検査や施設内の除草及び除草剤の散布作業も行います、

是非安全でクリーンな再生可能エネルギー事業に協力させて頂きたいと思います                       
                                        

太陽光発電の保守点検セミナー受講(東京都品川)   講師.I-Vカーブトレサーの「新栄電子計測器株式会社」
FLIR基礎セミナー受講(福岡市)           講師.「フリアーシステムジャパン株式会社」